双極神社 生活の心得
●睡眠覚醒リズム表のススメ●
気分障害、うつ病や双極性障害(双極症)と共に生きて行くためには日頃からのセルフモニタリングが必要不可欠です。特に睡眠をしっかりと適切な時間取ることは全ての基本となります。日本うつ病学会双極性障害委員会では睡眠覚醒リズム表という用紙を無料で配布していますのでまずはそちらをご使用になることをお勧めします。
そこに毎日就寝時間と起床時間を記入し、同時に気分と体調を記録しておけばご自身の気分・体調のサイクルやどういうことがきっかけで鬱転・躁転しやすいのか、お薬の効き目はどうだったのかを知る大きな手がかりとなります。
長続きさせようと思う必要はありません。鬱の時は書くのが面倒で書き込めない、躁の時はこんなもの必要無いと思って書き込まない。それでいいのです。記録が無い部分も先の理由で”空白という記録”が残ることで後々冷静になった時、自分自身を見つめることができる大切な資料となります。またこれらの記録は家族の方をはじめ、主治医やカウンセラーさんにも見てもらい共に見つめなおすことでご自身では気づかなかったポイントを議論できる強力なツールとなるでしょう。
大まかな傾向として鬱の時は過眠傾向に、躁の時は短時間睡眠になる事が多いようです。ご自身の傾向を是非探してみてください。
●手軽に禊(みそぎ)”塩アロマ風呂”のススメ●
気分障害、うつ病や双極性障害(双極症)の方は特に鬱期にお風呂に入れなくなるという方が大勢おられます。これは仕方のない事でこの時期は無理にお風呂に入る必要はまったくありません。ただ、調子が良い時期、また軽躁状態でこれ以上躁が上がっていくのは困るというとき、”塩アロマ風呂”は調子を整えてくれます。方法は簡単です。粗塩を約30~50gを目安に湯船に溶かし、自分でリラックス出来る香りのエッセンシャルオイル(精油)を3~5滴ほど入れるだけで禊の効果はグンとアップします。おすすめはラベンダーやゼラニウムなどですが、是非ご自身で自分にあう香りを見つけてみてください。香りはダイレクトに感情に作用するため寛解維持には非常に適しています。
極めて汚(きたなき)も滞(たまり)無れば穢(きたなき)とはあらじ
内外(うちと)の玉垣(たまがき)清淨(きよくきよし)と申す
[一切成就祓]